バランスが悪い身体「子どもロコモ」かも!?
「子どもロコモ」という言葉を知っていますか?
片足立ちができなかったり、しゃがみ込みができなかったり、そんな子供たちが増えています。
体が硬かったり、バランスが悪かったりする状態を「子どもロコモ」と言うそうです。体が硬いと関節が十分に曲がらず、ケガのリスクが高くなります。このまま大人になると運動器(骨や筋肉、関節など)の不調になりかねません。子供の頃からの対策が重要となります。
文部科学省の調査によると、子供の運動習慣は、「積極的に運動する」と「ほとんどしない」の「二極化」が進むと言われています。これらは、クラブ活動など同じスポーツで特定の筋肉や関節ばかりを使ったり、ゲームで同じ姿勢を続けたりすることにつながり、「どちらも子どもロコモやケガのリスクを高める」といいます。
クラブ活動では、週に一度はクラブ以外の運動を取り入れる、また、小学生までの子供さんは「全身を使う外遊びができる環境」で過ごすなどが重要となります。
そこで、自宅で「子どもロコモ」チック!
①片足立ちが、ふらつかず5秒以上できない
②カカトを地面につけたまましゃがみ込みができない
③バンザイした時、腕が耳の横または耳の後ろまで挙がらない
④ひざを伸ばしたまま、体を前にかがめて手の指が床につかない
一つでも当てはまれば、子どもロコモの疑いがあると言われています。
放置すると、勉強などに影響する場合もあります。
当院にお越しの男子高校生は当初、「長時間まっすぐ座れず、勉強してもすぐに寝てしまう」状態でした。そこで、腰の柔軟性を上げるストレッチなどの指導をし、毎日お風呂上がりにしてもらう事にしました。するといつの間にか、「しゃがみ込みの動作ができるようになり、疲れにくくなり、勉強の集中力も続くようになった」とお声を頂きました。
~質問します~
お子様がハイハイしている時期が短く、早く立ち上がり歩くようになったと思う親御さんはいませんか?
思い当れば、一度当院にご相談ください。