寝起きの時間帯はできるだけ同じにしましょう!
日々の睡眠不足を取り戻そうと、休日に寝だめをしている方もいると思いますが間違い!こうした生活を続けていると「体内リズム」が乱れ、かえって体に悪い影響を与えてしまいます。
人には約24時間周期の体内リズムが備わっており、朝に目が覚め夜に眠くなる、体温や血圧も変化します。リズムは光をいつ浴びるかで変わります。朝に光を浴びるとリズムが早まり、夜に浴びると遅れて夜型化する。体内リズムの周期は24時間より少し長いため1日の長さとずれがあり朝に光を浴びることでリセットされています。
「現代人は職場や自宅など同じような明るさの中で過ごす時間が長い。光のメリハリがなく、体内リズムが乱れやすい」特に青色を多く含む光はリズムに強く作用すると言われています。
休日の朝寝坊や休日前の夜更かしで、寝る時間や起きる時間が平日とずれることでもリズムは乱れます。こうしたずれは「社会的ジェットラグ(時差ぼけ)」と呼ばれ、心身に影響を及ぼすこともあります。
海外の研究では、ずれが大きくなると肥満になりやすく、2時間以上のずれがあると抑うつ状態が強くなると言われます。週末に朝寝坊する人は、翌週前半の疲労感や眠気が強く出るという報告もあります。
では、体内リズムを整えるにはどうすれば?
平日も休日もできるだけ同じ時間帯に寝起きする事が大切になります。睡眠時間は人によって違いがありますが、大人の場合、普通なら7時間以上必要とされます。「休日に寝だめをしている方は、20分ずつでも平日に割り振る工夫をしてみてください。」
朝起きたら、まずカーテンを開けたりベランダに出たりして朝日を浴びる!(^^)朝食をしっかりとる、適度に運動するほか、昼に10分~20分ほど座った状態で目を閉じるのもお勧めです。夜には、湯船でリラックスして深酒はしない、照明は落とし気味にする、スマホやパソコンの使用は寝る1時間前にはやめる、といったことを心掛けてみても良いかもしれません(*^-^*)
睡眠障害など、寝つきが悪い、夜中に目が覚めると眠れない方等おられましたら、一度当院にご相談ください。