〔ぬけぬけ病〕とは?
まず、はじめに言葉の意味からお伝えします。
ぬけぬけ病というのは、陸上の長距離界では誰もが知っているほど有名な、マラソンランナーや駅伝走者の足をおそう病気のことです。

第94回箱根駅伝で、駒沢大学の工藤有生選手が、フラつきながらなんとか最後まで走りきりましたが、あの時のように
「原因不明の足の脱力感のせいで普通に走るのも困難になってしまう」のが、ぬけぬけ病のおもな症状です。
◆ぬけぬけ病は別名で呼ばれる事も◆
具体的には、以下の8つを挙げることができます。
1. かっくん病
2. ローリング病
3. 足に力が入らない病気
4. 足抜け
5. 抜け症
6. ランナージストニア
7. 周期性ジストニア
8. イップス
ただ、ぬけぬけ病という呼び名は医学的には正式な名称ではなく、あくまで陸上の長距離ランナーの間で呼ばれている通称でしかないと言う事です。
〔
ぬけぬけ病の原因ってなんなの?〕
ぬけぬけ病の主な原因は、
腸腰筋(=股関節を曲げるのに最も重要な筋肉)の筋力が落ちてしまったことであり、症状を改善するにはランニングフォームの見直しや体幹の強化が必要となります。

ぬけぬけ病の症状の兆候としては、
以下のようなものを挙げることができます。
・足に力が入らなくなる
・膝(ひざ)に違和感を感じる
・股関節(こかんせつ)がムズムズする
「ぬけぬけ病は治りにくい」という症状の1つ
なぜなら、オーバーワーク(練習のしすぎ)も原因の1つと私は考えています。
陸上の長距離ランナーは体力や精神面、ある意味では孤独な競技となり、自分に打ち勝たなければと追い込む競技とも言えるでしょう!そのため、自分の限界を超え日々過酷な練習を行う大変な競技ともいえます。
〔
ぬけぬけ病の症状ってどんな感じ?〕
ぬけぬけ病の主な症状は、以下のとおりです。
1. いつもどおりの生活をしていて急に足の力が抜ける
2. 自分の意識と下半身の動きにズレがあり思ったとおりに動けない
3. 歩いたり走ったりしている最中に膝が抜ける(=自分の膝じゃないような感覚におちいる)
これらの症状のなにが怖いのかというと、そのまま何の対処もせずに放置していると、身体の重心がどちらか一方に偏ってしまったり、下半身以上の部位へ負担がかかってしまったりとうい結果になり、最終的には
膝の痛みや
坐骨神経痛または、
腰痛といった長距離ランナーを諦めざるを得ない症状へと発展してしまうかもしれないということ。
では、
〔
ぬけぬけ病の治療ってどうやるの?〕
現時点においてはぬけぬけ病の明確な原因は不明のため、病院では決定版と言えるような治療方法は見つかっていません。
当院では症状を和らげ改善へと導く方法として
「カカトの調整~股関節の調整」 「腸腰筋などにアプローチし筋肉を弛緩」 「歩き方や走り方のフォームの改善」 「体幹および筋力の強化」 などを行います。
また、そういった肉体的なアプローチとは別に、精神的なアプローチ(=ポジティブな考え方で症状と向き合う)ための指導もさせていただいております。
精神面の指導で重要なのは、
ぬけぬけ病になっている足の部位に意識がいきすぎないようにしていきます。
もし、あなたも含め身近な人がぬけぬけ病になってしまったときは当院にご相談ください