腰痛や尿もれ、妊娠・出産には骨盤まわりのマイナートラブルがつきものです。
出産時のダメージがもとになり、高齢になって症状に悩まれる方もいます。
産後の生活を快適に送るためには、普段からの体の使い方が大切。 「生活スタイルが変わり高齢出産も増え、尿もれなどに悩む声も聞くようになりました。でも日本では出産した女性の体のケアが遅れています。」という声も聞きます。
当院は、日常生活での「
姿勢」と「
呼吸法」が大事と考えます。
ポイントは2つ。
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肩と腰をできるだけ遠くに離すイメージで背筋を伸ばす。 ・
下腹部から息をしぼりだす気持ちで、ゆっくりと息をはく腹式呼吸をする。 姿勢が悪いと、おなかの空間の圧力が高まって下に向かい、尿や便の禁制を保つ「骨盤底筋」に負荷がかかります。この筋肉がダメージを受けると、「もれ」などにつながるため、まずは姿勢を正しく保ち負荷を減らしましょう。

そして、『授乳や抱っこのときも、正しい姿勢が大切です。』
・
背中のブラジャーの位置にクッションをはさむと、楽に姿勢を整えられます。 ・
足台や授乳クッションを使って、赤ちゃんが胸の高さに来るように調整してください。 産後の骨盤ケアも気になるところ妊娠中はホルモンの働きで、関節がゆるみがちです。

自宅でできるセルフケアは
正しい姿勢と腹式呼吸で、インナーマッスルを鍛える 1.
伸縮性の骨盤ベルトで骨盤の下部(恥骨のライン)を締めて過ごしましょう。 2.
産後すぐからできる運動の1つが、やはり腹式呼吸です。 また、傷の痛みが落ち着いてきたら、膣や肛門をキュッと締めてから息を吐き腹式呼吸をすると骨盤底筋の強化にもなります。片足立ちをしてもぐらぐらしないことが、回復の1つの目安となります。
してはいけないこと
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上体を起こすような腹筋運動はしない ・
骨盤の上部をしめつける股上の浅いジーンズなどもさけてくださいね。 女性は閉経後、女性ホルモンが減って、顔の筋肉などと同様に骨盤周りの筋肉もたるんできます。でも、お産をした女性の全てが老後に「もれ」に苦しむわけではありません。
お産で傷を負っても、その後の生活に注意すれば、将来のトラブルを減らすことは可能になります。
姿勢と呼吸法は、いくつから始めてもよいです。
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当院は、整体ワークショプもしています。
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